2006年、私は阪神淡路なみの大震災を白昼夢した。その体験に基づき差し迫る想いで緊急避難時に備えたテントを考案し、そのプロトタイプを公表した。なぜだか一刻も急がなければならない想いが募ってきたのを覚えている。
発表の場はアートユニット展やビジネススピーチであったが、世間の評判はあまりピント来ないように思われた。
特許取得まで急いで行い製品化まで一気に考えていたが、その後なんとなく私自身熱が冷めてしまいプロジェクトはそのままお蔵入りした。
なぜだろう、再び日常の幻想の毎日が想念として生活を取巻き、危機意識が薄れていったのは確かであった。それに加えて次から次へと押し寄せる新たなチャネリング的アイデアにその整理が追いつかない私があったのも一因であった。
このテントは組み立て式と違って、展開が数分で可能な、要するに三段式の折りたたみ傘のようなものを想像していただけると、それに近い。
ただ、傘と違うのは、骨が放射状になっていない。ひし形のダイヤフレームを使い、対角線をロープでつなぐことで強度を保っている。
だからかなり大きなテントでも可能なのです。
そのため特殊な展開をする蝶番構造を採用しているのです。普通蝶番は平面から平面へと展開していきますが、ダイヤフレームを1次元から三次元へと展開するため、蝶番を3ッ組み合わせています。これはトリプルヒンジという技術で展開式構造に使われています。
やり方によっては、一次元状の棒の束があっという間に椅子の形になってしまうほど、展開に驚きと動きがあります。
私のアイデアはこれをダイヤフレームに採用したこと、それを可能とするドーム型形態であるポーラーゾーン多面体全てに採用したことです。
だから形態は他にも数種類可能となり、この試作はその一例なのです。
再び危機意識が募って来ました。いまから準備をしておけば大丈夫くらいの感覚です。人類は最終的に自給形態のコミュニティーのネットワークシステムへと進化移行していくのが感じられます。
今年はこれを出来上がり商品としてではなく、どこでも簡単な道具があれば出来るように完全マニュアル化し世界に提供して行こうと考えております。
発表の場はアートユニット展やビジネススピーチであったが、世間の評判はあまりピント来ないように思われた。
特許取得まで急いで行い製品化まで一気に考えていたが、その後なんとなく私自身熱が冷めてしまいプロジェクトはそのままお蔵入りした。
なぜだろう、再び日常の幻想の毎日が想念として生活を取巻き、危機意識が薄れていったのは確かであった。それに加えて次から次へと押し寄せる新たなチャネリング的アイデアにその整理が追いつかない私があったのも一因であった。
このテントは組み立て式と違って、展開が数分で可能な、要するに三段式の折りたたみ傘のようなものを想像していただけると、それに近い。
ただ、傘と違うのは、骨が放射状になっていない。ひし形のダイヤフレームを使い、対角線をロープでつなぐことで強度を保っている。
だからかなり大きなテントでも可能なのです。
そのため特殊な展開をする蝶番構造を採用しているのです。普通蝶番は平面から平面へと展開していきますが、ダイヤフレームを1次元から三次元へと展開するため、蝶番を3ッ組み合わせています。これはトリプルヒンジという技術で展開式構造に使われています。
やり方によっては、一次元状の棒の束があっという間に椅子の形になってしまうほど、展開に驚きと動きがあります。
私のアイデアはこれをダイヤフレームに採用したこと、それを可能とするドーム型形態であるポーラーゾーン多面体全てに採用したことです。
だから形態は他にも数種類可能となり、この試作はその一例なのです。
再び危機意識が募って来ました。いまから準備をしておけば大丈夫くらいの感覚です。人類は最終的に自給形態のコミュニティーのネットワークシステムへと進化移行していくのが感じられます。
今年はこれを出来上がり商品としてではなく、どこでも簡単な道具があれば出来るように完全マニュアル化し世界に提供して行こうと考えております。