12/02/2018

光の幾何学(その5)Geometry of Light#5

 地球では、この100年くらいでようやく、小さくて肉眼で見ることの出来ない量子の世界と、現実に私たちがふれたり、肉眼で見ることが出来る世界は、切っても切れない関係性にあることが分かってきている。
 
 一般的に言えば「目には見えないけど、その世界が無いわけではない」ということがようやく分かってきわけなのだ。

 さて、前回は正6面体に順ずる光の糸・軸による構成を見てきたが、
今回はその同じ構造が正八面体にも準じている様子を紹介しようと思う。
画像1

画像2
 画像1において、前回と異なるゼロポイントが他にもあるのが分かるだろうか。
それは4本の軸が交差してできる空間で右回りの四角形ができている箇所だ。
これが全部で6っ存在している。
光の軸は右回転している。

 そこにはエネルギーの渦が生じている。平面的な渦ではなく前後左右にもあり光の軸体中心ではその渦の勢いが強い。
座標軸6方向に向けて渦は螺旋を描き立ち登っている。
ゼロポイントの中心からは密度の濃いエネルギーが互いに引き合いながらも回転しながらも外に向けて飛び出す力と拮抗しその位置を保っている。

 この密度の濃い光はゼロポイントから抽出される。そこは無空間ではなく全てとつながっている空間で距離や時間の制限はないそうだ。
その形は結晶構造をしている。
どんな形に見えるのかといえば、画像1・2で示した構造を規則的に14個つなげていくと出来る形である。
つなぎ方は光の軸を軸方向に延長させ軸同士を互いに共有することで成り立つ。
ここではイメージし難いが、内なる形が外なる形と同じになっている。
この幾何学的考察によるイメージは、ミクロの世界の中心であるゼロポイントとマクロの世界とのゼロポイントとは繋がっていることを示唆している。
その形についての理解は更なる予備知識が前提となるのでその段階に至った際にでも開示していこうと思っている。

 通常現在の科学技術で可視化できるのは画像3で示されるオレンジの球体である。
この6っの球を綿棒でつなぐことで通常知られている正八面体となる。
ピラミッドを上下逆さにしてくっつけた形を想像していただきたい。

画像3

画像4
このオレンジの球で形作られる八面体形分子構造は自然界の様々な物質に存在している。
物質だけでなく、音もこのような形をしている。
クラドニ図形で知られている音によってできる図形・模様は平面で示されているが、視点を3Dのレベルで見れば画像3・4のような配置を無数のパターンから見つけることが出来る。この様な均等だった形態は7つの音階の内のに当たるそうだ。

 次の画像3・4は、前回取り上げた正6面体に対応する球体と一緒にしたものである。自然界のどんな物質に当たるのだろうか。

 これら幾何の原初的形態知られている多面体構造は、自然界の物質のミクロ単位の形態を司ってはいるが、必ずしも自然界に存在しているものばかりではない。
中には人工的に作り出して、その分子構造がこのような幾何学的形態を組み合わせて出来ていることを後から知されることが近年あった。

人類の物質工学が更なる進化は、すでに今まで知らされていなかったミクロ単位での幾何構造に向けられている。

画像5

画像6
五つの多面体で知られている正多面体はプラトン立体とも神聖幾何学立体とも言われている。
実際はこれから紹介する光の幾何学を通して形成されうる光の織物である上記の軸体は無数に存在しており、従来の幾何学はその内の止まった状態(回転する状態が見えにくい5つを取り上げている)のみに焦点を絞って研究し編纂し文明が築かれてきた。
 
 だから文明の技術がある程度進歩して来た現在、目に見えない範囲までをも含めた科学が必要となって来ている。そうでなければ人類は幾何の矛盾を現実にも写しだし限界を感じもがくであろう。
この時代に新たな幾何領域、すなわちアップデートされた空間把握の概念を理解することで高次の扉が開待っている。

 この次元の領域の特徴は幾何といった一分野に収まらない。従来ならば学問や専門といった分野別に細分化されていたが、そこではあらゆる分野と繋がりあって相乗効果が起こり、理解力が従来と比べて飛躍的に高まるのである。

 このことは今後徐々にではあるが目に見える形・模型や実施例を通して後世に伝えていきたい。

12/01/2018

光の幾何学(その4)

物質は光が凝縮してできているとアインシュタインは言っていた。
さらにその光は音であり色であり生命を作りだすエネルギーに変化するとR・シュタイナーは言っていた。


物質を成す光のエネルギーは様々な形態を持っている。
もっとも原初的な形態は幾何学的な立体図形のなかに見ることが出来る。
なぜならそれ以下に単純化しては成り立たないからでる。
それらの立体はすでにギリシャ時代を遡るエジプト時代、さらに時代を遡ることが出来るほど普遍的な法則性を持っている。


現代文明の設計部門を支えているユークリッド幾何学はその普遍的な形態を幾何学的に解明した空間把握の学問であった。
編纂までに何代もの学者を要し、全11巻で未完のまま終わっている。後に後世の学者が付け加えた12巻目はおまけ程度の物だった。


これから私が扱う幾何学的内容は、その続編に当たるといってもいいだろう。つまり11巻目はある意味それまでの幾何の限界だともいえる。
続編は先人の肩の上に乗った上で更なる遠方を望み今まで見えていなかった地を指差そうと思っている。それは、従来の幾何学とはまったく異なる概念を有する空間把握の学問であり、従来の空間の限界を超えた概念であり意識でもある。

私だけでなく、前世紀末より世界各地でこの新たなる空間把握の概念は断片的に顕われ一部の人たちのみで共有してきたが、近年この概念が一般的幾何の範囲を超えた分野とつながりを見せてきたため、なるべく分かりやすい言葉で開示しようと思っている。



私だけでなく、前世紀末より世界各地でこの新たなる空間把握の概念は断片的に顕われ一部の人たちのみで共有してきたが、近年この概念が一般的幾何の範囲を超えた分野とつながりを見せてきたため、なるべく分かりやすい言葉で開示しようと思っている。



先ずはじめに私達の体の一部でもある塩分その分子構造を取り上げよう。
その分子は現在の文明の電子顕微鏡で捉えると正6面体のつながりとして見られる。
画像1における白い球がようやく物質として捕らえられるが、それは今日の電子顕微鏡では捉えることのできないエネルギーの糸が交差して出来ている立体軸織構造によって浮き上がってできている。
画像3・4は異なる角度からであるが、画像4で説明すれば三本の光の糸が交差し回転しているのが分かるだろうか。その中心はゼロポイントといって何も無い空間ではなく、光の糸が渦を描くことで周りの空間を凝縮し回転しながらて吸い上げ球状の高密度の光を作り出している。

このパターンは宇宙の羅針盤の中で言うところの光のゲートであり宇宙創造の原理へと導く図形の立体版にあたる。







11/22/2018

光の幾何学(その3)

幾何学に携わって25年。神聖幾何学については真髄を極めてきたが、この本に書かれていることは基本的なことはもちろん私にとっては未知なる内容も書かれ、ある意味ごく限られた私のような立場の人間だけしか知らないような高次な情報や知識も含まれている。

一体、この本の著者辻麻里子はこのような高度な情報をどのように仕入れたのだろうか?

彼女はアカシックレコードにアクセスして、そこで出会った存在から知識を得ているが、それをファンタジー小説で描いているのでヴィジョンが夢のごとく幻想的で、私のような理論好きなタイプにはついていきにくい。

所々、重要な箇所は数値や平面図形で示されているが、彼女の立体表現する能力の限界もあってか描かれていないが、こちらは言葉だけでおおよそ理解でき、さらに立体化させて具現化できるので、一度試してみようと思っている。

すでにこの本で語られている立体化についての内容は、私が試みてきたヴィジョンとほとんど重なってくるので納得する点が多い。

その中でも私がまだ手をつけていない未知なる領域が残っていたのをこの本を読んでいて気付いた。

ファンタジー的な言い方では、[光の幾何学による宇宙創造の原理]で、本の表紙の立体版といっても良いだろう。

理解しづらい点は、中央のゼロポイントに意念を集中すれば時空間を越えて様々な時間と空間にアクセスするのだという。

すでに昨年から始めたHA-DOMEプロジェクトではその類の構造で光の柱が1本多い9本の座標軸からなる9次元構造だが、この本ではまだ手をつけていない8次元の構造を執拗に語っている。

そこに宇宙創造に至るゲート開かれると言っている。

図形は言葉よりも先にあり、意識そのもので、光を映し出す形なのだと言っているが、そのとおりだと思う。

ノートのスケッチは8本の光の柱から構成される中空状の構造体
内側の核はダイアモンド形の面から成る結晶構造でここではまだ描かれていない。

11/20/2018

光の幾何学(その2)

『物質は光が濃縮したものであり、心魂は希薄化された愛である』
ルドルフ・シュタイナー


物質は原子からできている。
原子は光・エネルギーからできている。
光を濃縮することで物質となる。

原子構造は幾何学的にプラトン立体の構造に準じており、原初的形態では鉱物の結晶構造となって我々の視覚に写る。


光はエネルギー体であり、光の糸が織り成す構成が物質を形成している。
その構成がより濃密に緻密に織られていくと密度が増して質量が高くなってくる。

比重の重い物質である鉛はその濃密な光の交差する織り方(構造)によって放射線という光を遮断する。
更に重い物質は、それ自身の重さによって構造を維持できない状態になっている。
そのため光の織り成す繊維構造が常にほころび続けている。
そこから光が濃縮されずに漏れ放射線となって放たれている。それが放射性物質である。

通常の物質でもその光の繊維構造を意図的に壊せば原子構造が壊れて圧縮されていた光が解き放たれる。
その原理を応用したものが原子核エネルギーであり核爆弾である。


光の織り成す構造は幾何学的に解明することが出来る。
ただし、通常使われていた幾何学であるユークリッド幾何学では理解したり、解析することは困難であり、限界がある。

私がその原理や法則を発見したのは今世紀に入る前後であった。その経緯は割愛するが内容の全文はそれから数年後に特許文献におさめ公的文書として公開した。

【中空状構造体の形成方法】特許第4153505号
Method of Forming a Hollow Structure JP.PAT.No.4153505 【ドーム型構造体】特許第473050号
Dome-shaped structure JP.PAT.No.4730850


通常、原子核構造や分子構造はプラトン立体構造のフラクタル的配列を線と接続する球で表している。
我々は、光のエネルギーの流れ(糸)が複数交差してその中央にエネルギーの渦を作り出すちょうど中央に浮かび上がって来るものを物体として見ることが出来るのである。


この画像はその一例を示す模型で、上部3本の光の糸が三角形を描いて左回りに交差しエネルギーが渦を描く。構造中央はゼロポイントと言われるところにあたる。そこに全方向からのエネルギーの渦が集中してそれぞれの糸の織り成す空間に球状の塊を形成する。それらが集合体となって物質と呼ぶものを浮かび上がらせている。

こちらは異なる方向からの物質の浮上を示す一例である。
4本の光の糸が織り成す、3本とは異なる物質の形成。

画像後方の物体は前方の物体と同じ構造のもとに光の糸の形状を異にする形態を示した一例である。

光の幾何学(その1)

通常このような物体は物質的次元で自然界には見られない。 物質を構成している分子構造はある種の規則的な幾何学構造から成り立っている。 それらは主に正多面体、すなわちプラトン立体とも言い、神聖幾何学の立体的解釈に基づいている。 通常それらの形態は自然界に変容した形としてあらわれる。植物記号として扱われる他、動物に至ってはその変容がさらに流動的になっているので、その原基が見えにくくなっている。 記号としての神聖幾何学形態は、通常平面の構成で組み立てられ3Dに視覚化されて表されるが、それは極めて限定した思考によって片付けられている。 物質を成す分子は平面の構成で成り立っていない。 そこに従来の幾何学(ユークリッド幾何)の矛盾と限界が見出される。 この幾何思考を超えることで、物質を成す分子がどのようなエネルギーによって構成されているか見えてくる。 この来るべき幾何学は従来文明では理解できない思考と視覚によって理解できる。
物質を成すものはエネルギーの構成であり、それは従来文明の機械や装置で視覚化することは困難であろう。 私は長年の幾何学の研究によってエネルギーを構成しているある種の規則性を見出すことに成功した。 その成果は公的文書として特許文献に収めてある。
【中空状構造体の形成方法】特許第4153505号
Method of Forming a Hollow Structure JP.PAT.No.4153505 【ドーム型構造体】特許第473050号
Dome-shaped structure JP.PAT.No.4730850 その規則性に従えば、構成された構造に電気を流すことによって従来とは異なる電磁場を形成することが可能になることを直感で悟った。 通常の電磁場はコイル状に導線を渦巻くように巻いていけば磁場が形成される。だが、それは+と-が一次元的直線の単体によって成り立っているに過ぎない。 来るべき幾何の思考によって成り立つコイルの構成は、中心から神聖幾何の規則性にしたがって多数の座標軸が織り成す相互に軸が渦巻く構成になっている。 これによって+と-の極であるゼロポイントが中心で回転することになる。 この回転によって、入力した電力以上の電気エネルギーを生み出すことになる。 私は過去、いまだその様な実験や開発に手をつけてこなかった。むしろこの構造の技術的転換をドーム構造の分野に用いるように努めている。 その試みや開発途上の成果は後々整理して発表する予定だが、 今回手短に紹介する画像の一部はその構造に光を通して照明にした一例である。


11/18/2018

図形の解読は覚醒・気付きを促す最短距離

図形の解読がなぜ覚醒・気付きを促す最短距離になるか、その一つの例をここに挙げよう。

このダイヤの配置の中心には8がある。
目の前に展開する現象には裏表があり、あなたはそのことを知らなければ真相を見ることが出来ない。あるいは見えるのに時間がかかるだろう。

幾何学的な図形解読はこの繰り返しが渦巻き、一定の理解度と経験を積むことによって物質的世界の視覚では隠されている側面を見抜くことが容易になってくる。
事象だけでなく、人間関係の心理的側面も読み取ることが出来、人の心や言動の裏側が分かってくる。

気付きとは、固定概念の反転。

10/19/2018

「22を超えてゆけ」を読んで(その2)

光の糸・光の輪・ハイパーゼロポイント



光の糸と同様に、これらの幾何学模様や図形は、時空を旅するときに必要なコードとなります。

図形は、ある特定の時間領域を表す『ゲート』になるのです。特定の図形を組み合わせれば12次元の領域なら瞬間移動できます。あなたが描いた設計図には時間のコードが記されていて、タイムトラベラーならば誰もが欲しがるような極秘情報が含まれているのですよ」

#22を超えてゆけ 119pより抜粋

10/17/2018

「22を超えてゆけ」を読んで(その1)

日本人でスピリチュアル系幾何学の本を本格的に著している人はこの辻麻理子さんくらいだろう。
今年収穫した柿を切ったところ、
クロップサークルに現れた幾何学図形(後ろのスケッチ)とシンクロしていた。

私はといえば、1990年代中ごろから取組んでかれこれ25年ほど経つ。当初はまだ[神聖幾何学」という言葉も一般化されていなかった。
私が直感的にこの分野に入っていった経緯は、端的に言えば従来の空間認識では漠然とした限界を感じていたからだ。

この限界とは、我々の視覚や空間認識を司ってきた信念体系からは高次の世界観を得ることは、ある意味不可能・無駄な努力・徒労・エネルギーの浪費を感じていたからに他ならない。

一通り従来の神聖幾何学をマスターすると、私は当時世界の各地で一部の幾何学者が取組んでいた幾何学思考に取り付かれていった。

その幾何思考は従来我々の知る幾何体系とはまったく異なる定義や公理が存在しているが、私はそれをあのユークリド幾何のごとく緻密に明文化することにはまったく興味が無く(たぶんそんな作業は誰がやっても退屈だと思う)むしろ、その仕組みを解明するためひたすら分析と試作に明け暮れていた。

そうこうするうちに、私はこの思考にはある一定の規則性や原理があることが分かってきた。
一見、複雑で暗号的幾何図形や記号が騒然としている中で、ある一本の道筋が通っていることに私は気付いた。

その視点からすれば、従来のユークリッド的神聖幾何学ではある種の限界があることも分かってきた。
つまりユークリッド幾何で出来上がった神聖立体はどこまで行っても3次元(物質領域)の枠組みで、そこを超えた次元を垣間見ることは出来ないことに気付いたのである。

「・・・これらの五つの立体から、多くの物質は造られているのです。あなたがこれらの立体をマスターすれば、ほとんどの物は物質化出来るようになるでしょう」
本文116pより抜粋



8/13/2018

Reciprocal Frame • Hiroshi Murata


Full text reprint from 3D Warehouse:TaffGoch

Reciprocal Frame • Hiroshi Murata


Geodesic sphere nexorade (aka, rotegrity,) comparable to the reciprocal-frame constructed by Japanese architect/artist, Hiroshi Murata • Note that Murata presents two different versions at his website • This SketchUp model replicates the spherical design on the cover of his book • Murata further modified his design, to produce, in the full-scale dome, vertical struts at the equator, providing easier entryways • This model is a nexorade tessellation of the icosahedron; Class-I, frequency 3v • This model is not identical to Murata's • This model employs struts that have holes (at the cross-over nodes) that are evenly-spaced (strut lengths evenly-divided by 3) • Click on the purple model logo to read the forum discussion • Visit the URL link below, to see Hiroshi Murata's reciprocal-frame constructions:

www.hiroshi-murata.com

2/10/2018

スターエッグ(その2)


この建築は無限大の3Dモデル化であり、創造のボルテックスを具体的な形にしたものです。

その形を見ていくと、開口部の三角形の窓からは、望むものを満たすために必要なあらゆる宇宙意識を引き寄せ吸い込んでいきます。
創造を完成させるための疑問に応えるため、問題を解決するために協力的な要素の全てが呼び寄せられてくるのです。

それらは内部で規則性をともなって回転し、2つの空間が連結する接合部で強力に渦巻き内部に望みのパワーが集積されていきます。
それが創造のボルテックスといわれるもので、その空間にいる人たちの意識へと流れていきます。


下段の空間はネクストランド社の活動の場であり仕事をするところ。
上段はフォルムデザインの設計室とアトリエです。
私が仕事をすることになってる場所はそこです。

私のしていることは日永、創造のボルテックスにつながってアイデアを絵にしたり、粘土をこねたり、場合によっては工作したりしています。
表向きそのように見えますが、詳しく言えば第三の建築様式に基づいて次なるネクストランドの建物の構想を錬っています。

その下の階層は設計室で私が作った絵図や模型をもとに幾何解析をし、図面におこしています。
図面やプランはその下の階層でネクストランド社に渡り、細分化された後それぞれの部門へと引き渡されていきます。


建物の内部空間

パネル構造のこの空間は構造を成しているパネルが回転するように組み合わさっており、その回転が次のパネルへとつながり、回転に途切れの無い空間に仕上がっています。

そのため次のような性質が内部空間で生じます。
三角形の開口部からガラス越しに光が内部に入って裏側の鏡面パネルに反射して間接光が内部を照らしてくれます。
光のマンダラが室内を満たす感じになってます。

スターエッグ(その1)

前回の続きからになりますが、無限大の視覚化についてお話してきました。 

繰り返しになりますが、従来の幾何学では一次元・二次元まで視覚化が可能でした。
一次元は無限大の記号であり、二次元にするとメビウスの輪になります。

そしてこれを3次元化することを可能にしたのが、今までの文明には無かった幾何学によるものです。

そこで私は、それを単に概念の段階に留めておこうとは思いませんでした。そもそも当初から私は、誰が行なっても同じような結果を生み出す有機的な形態を形成することのできる科学的な方法を求めており、それを具体的な用途として建築構造に技術転換して行ったのです。

その構造は、すでに前世紀末より世界の各地で直感的に閃いた人々が捜し求め、断片的には見出していた、レシプロカル・グリット、マルチレシプロカル構造、相互依存形式の構造などと言われてきたものです。

私はそれらに幾何学的な要素を組み合わせて統合し、規則性を与えることで誰がなぞっても同じような結果を導けるようなシステムを創造するに至ったのです。
それは幾何学的な用語を使って『ゾーン多軸体構造』と名付け、公的文書の中に記録として残しておきました。特許文献JP2010007289A、 JP-PATENT2010007289A
しかし、ここでは専門的な呼び名はさほど重要ではありません。
人類は長い間、古い思考とヴィジョンの停滞を経験していたに過ぎません。
私はこの新たな構造からできる建築を『第三の建築様式』と名付けて具体的なヴィジョンを打ち出すことにしました。

先ずは今回、そのシステムから生成される一つのモデルによって無限大を現実化させるプランをお見せしましょう。

ネクストランド社の本拠地となる通称『スターエッグ』です。
自治区内の中央北東部に位置してます。

その具体的な内容については次回にお話することにしましょう。

2/06/2018

無限の形

無限というイメージは非常に抽象的でとらえにくい。
簡単なものだと数学に無限大∞記号がある。一回向きを変えて元に戻るパターンだ。
元に戻るならば円でもよさそうだが、無限に至る核心はこの向きを変えているところにある。

この無限記号はフランスの数学者が使い始めたそうだ。あるいは考えたと言われているが、実は紀元前のエジプト遺物の中に見つかっている。
数学の発展史を改ざんたかったのだろうか。

この記号は一筆書きの一次元的なものなので、単に象徴記号と言っていい。今日はこれを使っているのは数学的な情報を伝達する程度ではないだろうか。

この記号を二次元(平面)の世界に表したのがリボンをひねってつなげたあの形、メビウスの輪だ。
メビウスの輪のひねりは、視点を変えて輪になってみれば分かるが、それ自身が回転している。
古代ケルト民族や縄文人の世界は、このひねりを一回や二回でなく何回も繰り返してアレンジした様々な文様がひしめいている。
その文様の全てに共通している点は、途切れずに元に戻っている無限大のルールに従ったパターンだ。

私は若いころからこの無限大というテーマには取りつかれてきた。
ひょっとしたらこの無限大のひねった空間にはとてつもない魔力のようなものが潜んでいるのではないかと直感で感じていたからだ。

自然界ではこう言った渦は全て何らかのエネルギーになっている。
古代民族はこのような渦を描くことで見えないエネルギーを意識的に受け取っていたに違いない。
我々文明人はそれを受け取るだけの受信感覚は失われてしまったのだろうが。

今日この渦はモーターのコイルに使われて、そこに電気を流すとコイルの中に磁界が発生し、その中に磁石を置くと引き寄せるか引き離す力が生じる。モーターはその動きを利用して駆動に変えている。
コイルの銅線の始まりと終わりである2極はその元をたどっていくと発電所の発電機に至る。
発電所の発電機は駆動軸を回転させると電気が銅線を流れ末端に行き届く。発電所の発電機もモーターと同じしくみになっている。
つまりこのしくみを単純に説明するとこうなる。
両端に同じモーターを置いてつなげ、どっちらかのモーターの軸を回せば電気が走って反対側のモーターが回る。

バシャールによると、それら離れ離れになっている同じパターンのコイルは互いに近づけてドッキングさせると動力エネルギーを使って電気を流さなくても互いに交わった空間に磁界が生じるという。
より磁界が強力に発生するようにコイルをコーン状に尖らせると、電磁波がその空間に引き寄せられるそうだ。

当のバシャールは情報の全ては開示しておらず、最後の一歩は人類自らが発見するように促しているが、もうあと少しで人類はそれを手にできるところに来ている。
参照動画とサイト:バシャールによるフリーエネルギーを生み出す方法

近い将来、これによって空間から電磁波を引き寄せて電気エネルギーに変える装置ができると言っている。

実は私はこれとは違うが、無尽蔵に人の創造を促すようなある種のエネルギーが人工的な形によって来ないものだろうかと長年研究を続けてきた。
しかも古代民族のように直感に頼らず、直感が失われてしまった現代人でも科学的な方法でできないものだろうかと考えてきたのだ。

幸い私は学生の頃から空間を把握する感覚を鍛えてきたおかげで幾何学的な能力はずば抜けて発達してきた。

そのため従来から難解に思われてきた回転する渦のような空間やねじれた空間の解析方法、それにともなって形作られる形態の構造など、最新の幾何学的研究を読み漁り自ら研究を重ねることで発見するに至った。

それら空間は一つのつながりを持って完結するシステムから成り立っていた。
それは従来の幾何学とはまったく異なる概念で挑むことで、古代から続く知識の体系を新たな形で再構築することにもなって行った。

さらにその再構築された体系は従来文明の閉塞された幾何学概念によってある意味閉じ込められていたことが分かってきた。

この時代になってようやくこの封印が解けたことはこれだけではないだろう。様々な分野がつながりあって互いにシンクロすることで同時進で新たな発見や気付きが成されているに違いない。

ここでは無限大を2次元から3次元の形態へと見える形で示した一つの例を紹介しよう。

従来の幾何学を使えば、回転する渦や交差してねじれる空間を形成するのはシステム上成り立たなかった。だがここに来てその構造が成り立つ要素が一つに収まっている。
1.全ての構成要素が互いにつながりあって一つになっている。
2.各構成要素が互いにねじれて全体を構成している。
3.構成要素の全てが回転しながら構成されている。
画像左から①従来のユークリッド幾何による形態モデル②新たな非ユークリッド幾何によって解釈したモデル③その連結構造モデル④②の外殻モデル⑤その連結モデル

次はここで挙げた一例を基に作られる建築を見ていくことにしよう。
ネクストランドに建設されるネクストランド社の本部になるところである。

1/28/2018

「新たな社会システム」による自治区構想

これは私が長年したためてきたヴィジョンをあらためてこの機会に描いたものです。
今まで行なってきたこと・創り出したものやアイデア・試作や実験してきたこと・これから行なって行きたいことなどを、「新たな社会システム」を軸に一つにまとめて行なう場であり、事業のランドマップです。

その柱となるテーマは、
ピラミッド型社会システムに替わる「新たな社会システム」を実践する場です。

ここで「新たな」と言う言葉はこれからの時代必ずしも適切だとはいえません。あえて言うならば精神的に進化していた縄文人やネイティブ・インディアンの社会の仕組みなどはみなこうだったと言われています。

今の社会システムから抜け出たい欲求は現在多くの人たちが潜在的に感じているのではないかと思います。
この社会システムは階層型システムでピラミッド型とも言われています。
学校から職場、場合によっては家庭の中まで、ありとあらゆる組織構造がその雛形になっているのがこの世の中です。そこでは競争原理と所有の概念が働きやすく、差別や劣等意識・優越意識などを引き付けやすいしくみになっています。
指令系統と搾取には都合がよく数千年来続いてきたため我々は祖先の代からその世界観が全てであるかのごとく思わされてきました。
その影響下で、自ら檻に入っていることすら自覚ができず、ましてや檻の外に自由があることすら見えていませんでした。そのため檻の中で変革を唱えて翻弄され、疲弊され、それでも我われも先祖も含め何とか苦汁を飲んではたくましく生きてきたのです。

これから進めていくプロジェクトは檻の外での活動になって来ます。
「来たるべき文明」つまり精神文明(精神を基板に捉えている文明)を築いていくための核となる人々の意識が集まる新しい社会・円環型社会システム(詳しくはこのリンク先を参照)を共同で創り出していく活動です。
すでに近年、人々の意識が目覚めるにしたがい、そのビジョンを映し出すに必要な情報が与えられ具体的な仕組みや運営方法が分かってきました。
一つの雛型・モデル地区を拠点に全国に数百か所広がっていくヴィジョンもその一つです。
モデル地区の平均的広さは約100万㎡、1キロ四方、一つの町区分ほどあります。
今後10年以内に約500ヶ所のゴルフクラブが閉鎖する見込みなので、すでに広大な土地と設備が整った土地と環境が用意されています。

自治区の名称は、「次なる国づくり」を意味する『ネクストランド』。運営を担う法人組織『ネクストランド社』は経営と運営のノウハウを各拠点に植え付け事業拠点を拡大していきますが、各地の事業体は独立採算制にして自立に至るまでをサポートするビジネスに徹していきます。
そのデザイン部門はフォルムデザインが担い、施設の主要な建造物は全て第三の建築様式を軸に設計し、関連するデザイン・プラン・アイテムの創出を行なっていきます。
それについては今後徐々に公開していく予定です。

従来のコミューン(共同体)のように自給自足の共同体が複数集まって生活するイメージもありますが、全ての人に開かれ・求められていく場となっていくことを望んでいます。更にここでは、人類が最終的にたどり着きたい目的地。そこからスタートする、未だかつて無い取組みを行なっていきたいのです。

この続きは、新たなブログを立ち上げましたのそちらをどうぞ。
NEXTLANDネクストランド自治区