ラベル 新しい建築様式への道 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 新しい建築様式への道 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

4/09/2017

新しい建築様式への道(その6)

10次元の構造。幾何の世界では座標軸10本からなる構造。神聖幾何学で言うところの正20面体の面芯と核芯を通る10本の軸を基軸として成り立つ空間。

その内部にはクリスタルの立体を内包し意念を増幅させる機能を有している。高次の存在からの意識受容を促す機能もある。
水晶同様、クリスタル構造の空間は情報を受け取ったり、発信したり、溜め込んだりする機能を持っている。
座標軸が一定の規則性(黄金比)をもって交差する空間には波動の渦が出来、そこに量子レベルの範囲で多次元とつながる出入り口を形成する。

1/17/2017

新し建築様式への道(その5)


多次元構造によるドームのプラン
その平面図

見慣れた我々の世界で3次元構造とは、通常3本の方向が交差することで成り立つ構造や形・空間をいう。

しかしここに示す絵図は、10本の方向から成り立つ構造を使って試すドームであり、そのプランの平面図である。


9本の柱・支柱が10本の方向に交差し互い違いに折り重なることで全体が成り立つ組織構造になっている。
その形成原理は3層構造から出来ており、
核となる神聖幾何学その外郭に菱形の結晶構造が取り囲みさらにその外皮を多包状の幾何形体が包んでいる。
物理的に現実化し技術転用する場合はもっとも外側の形態を中空状構造体すなわちドーム構造へと転用する。






1/09/2017

新しい建築様式への道(その4)Ways to a New Style in Architecture(part 4)


先ずはじめに、この構造の簡単なしくみから絵図と一緒に説明しておこう。

このシステム全体は三層構造の幾何システムから成り立っている。
核となる中心にがプラトン立体が位置し、その外側をゾーン多面体が囲み、さらにその外側を軸状の構造(多軸体)が包み込むしくみになっている。

物質化される場合、段階的には中心から分析が行なわれ、最終的に外郭部の多軸体部の基本設計がなされていく。
最外郭の軸をエネルギーとして捉え、それがもっとも充填した場合、それは種の回りを包み込む実のごとき形態が形成される。
これが建築の構造や外観の形態へと転化させられていく。
構造物は主に中空状となることでドームへと適用される。 



ドーム状の構造物へと適用された一形態

1/06/2017

新しい建築様式への道(その3)Ways to a New Style in Architecture(part 3)

私が好きな建築にバルセロナに建つサグダラファミリアがある。幾何学を駆使し芸術と構造を有機的に統合した形態を創り出した他に追順をまだ見ぬ作品だ。
私は40才ごろまで彫刻やら装飾に関わる仕事をしてきたとは言え、これといった作家らしい作品など作ってこなかった。実験的な試作ばかりで個展などに関心も無く、先ず最初に公に発表したのは特許広報だったといってもいい。
公開した内容は幾何学構造による建築とほか2点だった。
最初から特許権を振り回した独占ビジネスなどには興味なかったので、今ではだれでも共有することの出来る状態になっている。
私の狙いは、こうして公開特許にしておけばだれも独占することが出来ないようにするための布石でもあった。
私はもう既に前世でたぶんお抱え芸術家を嫌と言うほど経験してきたためか作品と言われる物質的なものを遺すことに嫌悪を感じていた。
私が意図していることは、共有化だった。
その点バックミンスターフラーはいいお手本だと思っている。
ただ、幾何学的には初歩の段階に留まっている状態だったので、物足りなさを感じ自分なりにさらに先に進んでいった。
有機的な建築と言えば代表はスイス、ドルナッハに立つ人智学建築で、ゲーテアヌムで知られている。この有機的なフォルムを形成するには作家的な霊能力と職人技が必要だが、私はこのエッセンスを幾何学的にシステムから導くことは出来ないものかと長年考えていた。
そうすれば基本構造だけでも有機な骨格が作りだせ、だれもがそれを共有することが出来るからだ。そこに作家性が入り込むことは無い。
そのような想いもあってか、私は神聖幾何学を駆使した多次元の幾何構造に入り込んでいった。
神聖幾何と言えばプラトン立体で知られる直線思考の強い形態だが、これらを球に反映させたり座標軸上で変容させたりすると、鉱物や植物の記号形態が現れてくる。幾何学的には二つ三つの幾何を組み合わせてシステム化するわけだが、さらに座標軸を増やしていくとより植物特有の形態が躍動的になって静的なリズムを生み出していく。




12/23/2016

新しい建築様式への道(その2)Ways to a New Style in Architecture(part 2)

これから長い話をしようと思うが、その最初の段階はこの道の入り口あたりから始めようと思う。

私は学生の頃彫刻を学んでいたが、そのテーマは立体としては非常にあらわしにくい領域に意識が向いていた。
またそれを表現するには当時私が獲得していた造形力や認識では非常に困難であることを感じていた。
造形の分野で惹かれていたはロシア構成主義のナウム・ガボ、イギリスのヘンリー・ムーア、日本だと堀内正和あたりで、皆良い線行ってるな~と感じていた。

だが、民族彫刻にはその線を越えるものがあった。とくにアフリカ、タンザニアのマコンデ高原に住むマコンデ族の彫刻にはその逆鱗が見えた。
どんなことかと言うと、彼らの空間意識はかなり我々文明人とは違って、見えない空間を実に巧みに操っていた。
具体的に言うと空洞や空間があたかも流動的に感じるように物質的彫刻で表しているのだ。(今はネットで検索しても、みやげ物風にみえるのが大半で当時衝撃を受けたすばらしい造形力のある作品は非常にまれ)

同じ頃、これと類似するものを日本でも見つけた。それは瀬戸市陶磁器資料館に展示してあった火焔型縄文土器だった。
これはめったに資料として表に出ない代物で、後々図鑑で丹念に調べても同じものに出くわさなかった。
それはマコンデ彫刻よりも衝撃的な空間を作り出していた。
言葉でうまく表現しにくいが、何も無い空間がまるで炎のように流動的に見えたのだ。
ただ、この”見える”という表現は物質的なものが見える場合とかなり違って、意識と感覚が伴なうので人によっては気付かない場合もある。
このような課題を追っかけている彫刻家はかなり沢山いるだろう。ただ並々ならぬ作品を残していながらなかなか一線を越えるものにはお目にかかったことが無かった。

たぶん彫刻以外の分野でも同じような意識でこの課題に取り組んでいる人たちがいるのではないかと思っていた。共通する分野はスピリチュアルに向かっていたが、当時は1980年代初頭スピリチュアル界ではようやくグル(師匠)を追い求めるな、といった意識が芽生え始めたころだった。

12/20/2016

新しい建築様式への道(その1)Ways to a New Style in Architecture(part 1)

レシプロカルグリットによるジオデシックドームは、旧来のジオデシックドーム(フラードームとも言われている)に比べ数々の利点がある。特に、複雑になりがちなコネクタの設計や重量・コストの軽減があげられる。
一方で難点はドームの外郭設計の難しさにある。
フレームワークの外側が凸凹になるので、旧来のジオデシックドームのような球面がフラットなルーフィングの設計が困難になっている。

そのため世の中に出回っているレシプロカルグリットによるドームはどれもフレームワークの発表に留まっている。あるいはシートで覆った状態で見せている。

近年私が発表した通称”ダヴィンチ・ドーム”はこの点を解消するため部材の曲げを利用して曲面を作りストレートな部材では困難となる球面を形成させている。
ただこの手法はあくまでも工法の選択であって、せいぜいDIYで作る程度の小規模なドームハウスを目的に取り組んだ企画であった。いまだ完成の域を脱していないが、なんとか来年の夏をめどに完全キット化を目指している。

肝心の本流であるストレートな部材を使った構造は凸凹を如何に解消することができるのか、が課題である。


私は長年幾何学を研究する傍らドーム構造も研究してきたが、その初期の段階の数年間でこの問題の答えを見つけ出した。
それは2000年前後で、前世紀末には既にその答えを導き出すための進化した幾何学が用意されていた。