6/16/2010

Da Vinci Grid Ⅰ(The entrance to the new structure)

これから話す内容は、私が独自に研究している構造に関することですが、この研究はすでに多くの先人達が歩んできた道でもあります。
その先達の肩の上に乗り、水平線に進路を定めることが私たちの使命であると考えております。

Now the talk is about the structure that I have studied independently. However, this study is also the way many seniors already have been through.
I believe our mission is to take the set course to the horizon on the shoulders of its predecessors.


さて、この構造に最初に気付いた先人は、ルネッサンス期に活躍した画家であり、発明家のレオナルド・ダ・ヴィンチでした。
彼は直感ですべてはほかのすべてとつながっていることを知っており、その構造の性質を理解していました。そして彼は、それを「コーッネーション」(連結)と呼んでいました。
それらはデッサンによって具体化され、手稿として今日まで残されています。

The Senior first noticed this structure was a painter and inventor Leonardo da Vinci who was active during the Renaissance.
He instinctively knew all that connected to everything else. And he understands the nature of the structure that the "Connessione" was called.
They are embodied by the drawings, has been retained so far as the manuscript(Codex Atlanticus).



この構造はダヴィンチ・グリッドといわれ、後世の人が名付けました。しかし、このスケッチが注目されたのは、ほんの10年ほど前です。それまでそれは彼の単なる幾何図形の考察しとて見なされ、その重要性はほとんど見逃されていました。
すでにあなたがダヴィンチに詳しい方ならご存知かもしれません。しかし、よく知られている木組みによる橋の構造とは異なります。ただ、その発想は先に示した幾何構造へとつながって行くことになります。

This structure is said Davinci grid . It was named by posterity. However , attention began to be sketched is just 10 years ago . Until then, it is considered that with the simple geometric shapes in his memorandum , and its importance was almost overlooked .
You may know if you are already familiar with da Vinci . But it is different from the structure of bridges ,that well- known  By half-timbered. However , that idea is going to lead to the geometry described above.
The Leonardo DaVinci Self-Supporting Arch Bridge
この橋は斜視図で描かれているため、比較的わかりやすいのですが、先の構造を描いたスケッチは平面でのみ示されているため、単なる幾何模様にしか見えません。
それにダヴィンチは、この構造を軍事的な発明にまで発展させることができなかったかもしれません。
そのため、平面的なアイデアにとどめておいたのでしょう。

Because this bridge is depicted in perspective view , it is relatively straightforward . However, the structure of the first sketche are shown only for the plane, it look aimless geometric patterns .
And da Vinci may be unable to develop a military invention  by this structure.
So he would put them in a plane ideas.

6/10/2010

テンセグリティー その10

四次元への移行
テンセグリティーの束の状態から展開した状態への変容は、幾何学的に1次元から2次元への変容であり、元の形態が3次元にあたります。
前々回は、これを植物のエーテル体に同調させて説明しました。
しかし、幾何学的な観点から新たな課題として、四次元が残っています。

再度、次元について簡単に言うと、「幾何学ではさらに展開するためのまったく異なる要素を次元として捉え、それを座標軸とすることで数学としても成り立つようにしています」。
構成要素としての軸の変容が四次元への入り口のようだと、前回いいましたが、それと同時にこの変容はユークリッド幾何的概念を変容させてくれる入り口でもあります。
今後、様々な変容例を示していくことで、今まで慣れ親しんできた皆さんの空間概念も少しずつ変化していくことを期待しています。

四次元となる座標軸は構成要素の変容です。その中においてテンセグリテーは変容の一形態に過ぎません。
ですから、変容の座標軸というより、今風に言えばウェブ上の「クラウド」の様に雲の中に点在しているといったほうがより近いかもしれません。

では、具体的に入っていきましょう。
テンセグリティーのテンション材は、コンプレッション材を物理的に維持するための要素です。
ここでは量子力学的発想をフル回転させることで、それを非物質させ磁気エネルギーとしてとらえてみましょう。そのエネルギーの強弱によって軸が互いに離れたり接したりすることの方がより本質に近づいていきます。

そのエネルギーを徐々に強めていきます。そうすることでコンプレッション材(軸)が互いに近寄り、最後は接することになって行きます。
幾何学的発想から逆の見方もできます。軸が徐々に拡大して太くなることによって互いに接することにもなります。
この例では、軸を円柱状と見なし、その延長部は省略し切断して見せています。
しかし、理論上は永遠に途切れなく宇宙空間につながっているのです。その延長は、さらに他の軸の延長と結びつくことで、ユークリッド的な解釈が成り立たない空間を作り出す可能性があります。

6/07/2010

テンセグリティー その9

テンセグリティーとエーテル体、そして花
この6弁の花びらは、3弁が一つの
単位となり繰り返されている。
前回、テンセグリティー樹木の関係について述べました。樹木の中を流れる生命エネルギー(エーテル体)の変容がテンセグリティーとシンクロナイズ(同調)する内容でした。
最後に、エーテル体の流れは植物の最上部において垂直方向から水平方へと転じることに触れました。

今回、そのエーテル体の流れが花となる点を、テンセグリティーで追って見ていこうと思います。

再び6本の軸によって構成するテンセグリティーを見てみましょう。
通常よくお目にかかるタイプです。
前回も触れましたが、その設計過程の初段階では核模型にゾーン多面体を用いています。ただ、この段階で設計方法は重要ではありません。
6軸によるテンセグリティー
この形態を前回は折り畳み、束状にしました。そして、その変容が植物の上昇を促していることについてお話しました。その際、テンション材の固定を緩めましたが、今回は逆方向に緩めていきましょう。
すると、前回とは異なり軸が徐々に開いて床に開放された状態になります。
テンション材を解き放ったテンセグリティーの花
テンセグリティーの花ができます。上昇エネルギーの転換は、テンション材となる要素を逆方向にゆるめることでなされます。
このあたりの動きが動画で示せないのが残念です。一般的なテンセグリティーの模型ならば容易に試すことができます。
先の束の状態から展開した状態への変容は、幾何学的に1次元から2次元への変容であり、元の形態が3次元にあたります。

すると4次元とは何でしょうか?
幾何学ではさらに展開するためのまったく異なる要素を次元として捉え、それを座標軸とすることで数学としても成り立つようにしています。
そうなると、やはり構成要素としての軸の変容が四次元への入り口のようです。それについては追々入っていくことにして、次に12本の軸によるテンセグリティーの場合を見てみましょう。

12軸によって構成するテンセグリティー
軸の端部をで示しましたが、その三本はそれぞれ平行に配置されています。この3本が四組それぞれ異なる方向から規則的に構成されることでこの形態は成り立っています。これも設計の初段階においてゾーン多面体を核模型に据えています。
さて、変容のパターンで先の例ではテンション材を滑らすことで緩めましたが、この場合中間の固定をはずして解き放つ感じにもって行きます。今回のパターンも直感で行いました。

緑の→で示した固定箇所は、テンション材の中間であり、軸の中間にも位置しています。それぞれの箇所を一斉にはずすと、その緊張は解き放たれて、全ての軸が床に伏します。
緊張の解けたテンセグリティーを持ち上げる

テンション材を解き放ち、床に伏したテンセグリティーの花

その伏した軸は4方向へと配列し、4弁の花とシンクロします。エーテル的には4方向へとエネルギーが解き放たれているといえます。
滑らせるパターンは、今回のこの構成では行なっていないのでわかりません。
4弁の花びら(ヤマボウシ)
その他、30本で構成するテンセグリティーについても若干テンション材の緩めるパターンが異なるものの、同様に1次元、と2次元的な収束と展開が可能なことが分かっております。
記憶は確かではないですが、R.B.フラーに関する文献に掲載されておりました。

次回、直感で言うところの4次元に入っていこうと思います。