そこで建築の中心根に、ある根源的なイメージを与えてみたいと思います。それはとてもシンプルなものです。
人類がイメージを物理的に現す場合、様々な方法があります。
分類すると、積み上げる、元々あったものを削ったり穴を穿つ、接続したりつなぎ合わせる、型に流し込みを行ない固まったら割り出す。あるいは織る、組合わせるなどです。
そしてそれらを大別すると三つに分かれます。
- 先ず第一は、塊のイメージです。積み上げるか、削り取るかでかたちを作り上げていくパターンです。
- 第二は、この塊をより線に近づけた物質をイメージして形づくるならば、接合やつなぎ合わせのパターンとなります。
- 第三のイメージは、線ではあるものの物質を形作るのは互い違いに織る繊維状のパターンです。
以上三つのパターン以外にもかたちをつくる分類はあると思います。しかし、現時点では目的とする第三のパターンを明確に示すため三つに絞り込みました。
では次に、この三のパターンについて、一つずつ建築に照らし合わせて見ていくことにしましょう。
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