12/02/2018

光の幾何学(その5)Geometry of Light#5

 地球では、この100年くらいでようやく、小さくて肉眼で見ることの出来ない量子の世界と、現実に私たちがふれたり、肉眼で見ることが出来る世界は、切っても切れない関係性にあることが分かってきている。
 
 一般的に言えば「目には見えないけど、その世界が無いわけではない」ということがようやく分かってきわけなのだ。

 さて、前回は正6面体に順ずる光の糸・軸による構成を見てきたが、
今回はその同じ構造が正八面体にも準じている様子を紹介しようと思う。
画像1

画像2
 画像1において、前回と異なるゼロポイントが他にもあるのが分かるだろうか。
それは4本の軸が交差してできる空間で右回りの四角形ができている箇所だ。
これが全部で6っ存在している。
光の軸は右回転している。

 そこにはエネルギーの渦が生じている。平面的な渦ではなく前後左右にもあり光の軸体中心ではその渦の勢いが強い。
座標軸6方向に向けて渦は螺旋を描き立ち登っている。
ゼロポイントの中心からは密度の濃いエネルギーが互いに引き合いながらも回転しながらも外に向けて飛び出す力と拮抗しその位置を保っている。

 この密度の濃い光はゼロポイントから抽出される。そこは無空間ではなく全てとつながっている空間で距離や時間の制限はないそうだ。
その形は結晶構造をしている。
どんな形に見えるのかといえば、画像1・2で示した構造を規則的に14個つなげていくと出来る形である。
つなぎ方は光の軸を軸方向に延長させ軸同士を互いに共有することで成り立つ。
ここではイメージし難いが、内なる形が外なる形と同じになっている。
この幾何学的考察によるイメージは、ミクロの世界の中心であるゼロポイントとマクロの世界とのゼロポイントとは繋がっていることを示唆している。
その形についての理解は更なる予備知識が前提となるのでその段階に至った際にでも開示していこうと思っている。

 通常現在の科学技術で可視化できるのは画像3で示されるオレンジの球体である。
この6っの球を綿棒でつなぐことで通常知られている正八面体となる。
ピラミッドを上下逆さにしてくっつけた形を想像していただきたい。

画像3

画像4
このオレンジの球で形作られる八面体形分子構造は自然界の様々な物質に存在している。
物質だけでなく、音もこのような形をしている。
クラドニ図形で知られている音によってできる図形・模様は平面で示されているが、視点を3Dのレベルで見れば画像3・4のような配置を無数のパターンから見つけることが出来る。この様な均等だった形態は7つの音階の内のに当たるそうだ。

 次の画像3・4は、前回取り上げた正6面体に対応する球体と一緒にしたものである。自然界のどんな物質に当たるのだろうか。

 これら幾何の原初的形態知られている多面体構造は、自然界の物質のミクロ単位の形態を司ってはいるが、必ずしも自然界に存在しているものばかりではない。
中には人工的に作り出して、その分子構造がこのような幾何学的形態を組み合わせて出来ていることを後から知されることが近年あった。

人類の物質工学が更なる進化は、すでに今まで知らされていなかったミクロ単位での幾何構造に向けられている。

画像5

画像6
五つの多面体で知られている正多面体はプラトン立体とも神聖幾何学立体とも言われている。
実際はこれから紹介する光の幾何学を通して形成されうる光の織物である上記の軸体は無数に存在しており、従来の幾何学はその内の止まった状態(回転する状態が見えにくい5つを取り上げている)のみに焦点を絞って研究し編纂し文明が築かれてきた。
 
 だから文明の技術がある程度進歩して来た現在、目に見えない範囲までをも含めた科学が必要となって来ている。そうでなければ人類は幾何の矛盾を現実にも写しだし限界を感じもがくであろう。
この時代に新たな幾何領域、すなわちアップデートされた空間把握の概念を理解することで高次の扉が開待っている。

 この次元の領域の特徴は幾何といった一分野に収まらない。従来ならば学問や専門といった分野別に細分化されていたが、そこではあらゆる分野と繋がりあって相乗効果が起こり、理解力が従来と比べて飛躍的に高まるのである。

 このことは今後徐々にではあるが目に見える形・模型や実施例を通して後世に伝えていきたい。

12/01/2018

光の幾何学(その4)

物質は光が凝縮してできているとアインシュタインは言っていた。
さらにその光は音であり色であり生命を作りだすエネルギーに変化するとR・シュタイナーは言っていた。


物質を成す光のエネルギーは様々な形態を持っている。
もっとも原初的な形態は幾何学的な立体図形のなかに見ることが出来る。
なぜならそれ以下に単純化しては成り立たないからでる。
それらの立体はすでにギリシャ時代を遡るエジプト時代、さらに時代を遡ることが出来るほど普遍的な法則性を持っている。


現代文明の設計部門を支えているユークリッド幾何学はその普遍的な形態を幾何学的に解明した空間把握の学問であった。
編纂までに何代もの学者を要し、全11巻で未完のまま終わっている。後に後世の学者が付け加えた12巻目はおまけ程度の物だった。


これから私が扱う幾何学的内容は、その続編に当たるといってもいいだろう。つまり11巻目はある意味それまでの幾何の限界だともいえる。
続編は先人の肩の上に乗った上で更なる遠方を望み今まで見えていなかった地を指差そうと思っている。それは、従来の幾何学とはまったく異なる概念を有する空間把握の学問であり、従来の空間の限界を超えた概念であり意識でもある。

私だけでなく、前世紀末より世界各地でこの新たなる空間把握の概念は断片的に顕われ一部の人たちのみで共有してきたが、近年この概念が一般的幾何の範囲を超えた分野とつながりを見せてきたため、なるべく分かりやすい言葉で開示しようと思っている。



私だけでなく、前世紀末より世界各地でこの新たなる空間把握の概念は断片的に顕われ一部の人たちのみで共有してきたが、近年この概念が一般的幾何の範囲を超えた分野とつながりを見せてきたため、なるべく分かりやすい言葉で開示しようと思っている。



先ずはじめに私達の体の一部でもある塩分その分子構造を取り上げよう。
その分子は現在の文明の電子顕微鏡で捉えると正6面体のつながりとして見られる。
画像1における白い球がようやく物質として捕らえられるが、それは今日の電子顕微鏡では捉えることのできないエネルギーの糸が交差して出来ている立体軸織構造によって浮き上がってできている。
画像3・4は異なる角度からであるが、画像4で説明すれば三本の光の糸が交差し回転しているのが分かるだろうか。その中心はゼロポイントといって何も無い空間ではなく、光の糸が渦を描くことで周りの空間を凝縮し回転しながらて吸い上げ球状の高密度の光を作り出している。

このパターンは宇宙の羅針盤の中で言うところの光のゲートであり宇宙創造の原理へと導く図形の立体版にあたる。