10/15/2025

蛇紋岩の石畳一旦中断

現在、石畳作業は中断している。
地盤硬めのため掘り起こす深さ6㎝×2m×8mの残土を置く場所がないのが障壁となっているからである。
残土は約1㎥もあるので、どこに捨てようか。
考えた末に、コルゲートの屋上をこの土で覆い、その上を菜園にするイメージが閃いた。
次の障壁は運搬だが、梯子では持ち運びが危険なので、何とかならないかと思っていると、今度は古代コンクリートで階段を作るヴィジョンが見えた。
だが、登り口には第三ゲーテアヌムの模型が置かれていて塞いでいる。
16年間、陽の目も見ずにツタに囲まれていた。
この際、いよいよきちんと設置して見栄えのいい場所に移動すべき時が来たことを悟る。
さっそくそれにふさわしい台座がヴィジョンとして浮かぶ。ギリシア神殿の柱を古代コンクリートで作りその上に黒御影の石板を乗せ完成に至った。




蛇紋岩の石畳、古代コンクリートで固める

作業場までの通路は石板を乱雑に置き敷きしてあっただけでつまずくことがしばしばあった。いつかはコンクリートで固めなければと思いつつ今日まで来てしまった。
従来のコンクリートを使うことに躊躇していたこともあるが、この1・2年でようやく古代(ローマン)コンクリートの施工も慣れ親しんできたこともあり、今回はきちんと地盤から整地しレベルを正確に出して雨水の流れをスムーズにし盤石な状態にすることにした。
地盤固めは6㎝厚、第一層は砕石2㎝、第二層はバサ土状にしたコンクリート2㎝で固め、その上に石板をセメントモルタルで圧着し、目地をモルタルで固める。
今回は通路全体の三分の一で約5㎡

【配合比】
コンクリート 
生石灰:火山灰:サバ土=1:1:8
セメントモルタル
生石灰:火山灰=1:1
目地モルタル
生石灰:火山灰:サバ土:珪砂=1:1:3:3
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