6/10/2010

テンセグリティー その10

四次元への移行
テンセグリティーの束の状態から展開した状態への変容は、幾何学的に1次元から2次元への変容であり、元の形態が3次元にあたります。
前々回は、これを植物のエーテル体に同調させて説明しました。
しかし、幾何学的な観点から新たな課題として、四次元が残っています。

再度、次元について簡単に言うと、「幾何学ではさらに展開するためのまったく異なる要素を次元として捉え、それを座標軸とすることで数学としても成り立つようにしています」。
構成要素としての軸の変容が四次元への入り口のようだと、前回いいましたが、それと同時にこの変容はユークリッド幾何的概念を変容させてくれる入り口でもあります。
今後、様々な変容例を示していくことで、今まで慣れ親しんできた皆さんの空間概念も少しずつ変化していくことを期待しています。

四次元となる座標軸は構成要素の変容です。その中においてテンセグリテーは変容の一形態に過ぎません。
ですから、変容の座標軸というより、今風に言えばウェブ上の「クラウド」の様に雲の中に点在しているといったほうがより近いかもしれません。

では、具体的に入っていきましょう。
テンセグリティーのテンション材は、コンプレッション材を物理的に維持するための要素です。
ここでは量子力学的発想をフル回転させることで、それを非物質させ磁気エネルギーとしてとらえてみましょう。そのエネルギーの強弱によって軸が互いに離れたり接したりすることの方がより本質に近づいていきます。

そのエネルギーを徐々に強めていきます。そうすることでコンプレッション材(軸)が互いに近寄り、最後は接することになって行きます。
幾何学的発想から逆の見方もできます。軸が徐々に拡大して太くなることによって互いに接することにもなります。
この例では、軸を円柱状と見なし、その延長部は省略し切断して見せています。
しかし、理論上は永遠に途切れなく宇宙空間につながっているのです。その延長は、さらに他の軸の延長と結びつくことで、ユークリッド的な解釈が成り立たない空間を作り出す可能性があります。

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