6/07/2010

テンセグリティー その9

テンセグリティーとエーテル体、そして花
この6弁の花びらは、3弁が一つの
単位となり繰り返されている。
前回、テンセグリティー樹木の関係について述べました。樹木の中を流れる生命エネルギー(エーテル体)の変容がテンセグリティーとシンクロナイズ(同調)する内容でした。
最後に、エーテル体の流れは植物の最上部において垂直方向から水平方へと転じることに触れました。

今回、そのエーテル体の流れが花となる点を、テンセグリティーで追って見ていこうと思います。

再び6本の軸によって構成するテンセグリティーを見てみましょう。
通常よくお目にかかるタイプです。
前回も触れましたが、その設計過程の初段階では核模型にゾーン多面体を用いています。ただ、この段階で設計方法は重要ではありません。
6軸によるテンセグリティー
この形態を前回は折り畳み、束状にしました。そして、その変容が植物の上昇を促していることについてお話しました。その際、テンション材の固定を緩めましたが、今回は逆方向に緩めていきましょう。
すると、前回とは異なり軸が徐々に開いて床に開放された状態になります。
テンション材を解き放ったテンセグリティーの花
テンセグリティーの花ができます。上昇エネルギーの転換は、テンション材となる要素を逆方向にゆるめることでなされます。
このあたりの動きが動画で示せないのが残念です。一般的なテンセグリティーの模型ならば容易に試すことができます。
先の束の状態から展開した状態への変容は、幾何学的に1次元から2次元への変容であり、元の形態が3次元にあたります。

すると4次元とは何でしょうか?
幾何学ではさらに展開するためのまったく異なる要素を次元として捉え、それを座標軸とすることで数学としても成り立つようにしています。
そうなると、やはり構成要素としての軸の変容が四次元への入り口のようです。それについては追々入っていくことにして、次に12本の軸によるテンセグリティーの場合を見てみましょう。

12軸によって構成するテンセグリティー
軸の端部をで示しましたが、その三本はそれぞれ平行に配置されています。この3本が四組それぞれ異なる方向から規則的に構成されることでこの形態は成り立っています。これも設計の初段階においてゾーン多面体を核模型に据えています。
さて、変容のパターンで先の例ではテンション材を滑らすことで緩めましたが、この場合中間の固定をはずして解き放つ感じにもって行きます。今回のパターンも直感で行いました。

緑の→で示した固定箇所は、テンション材の中間であり、軸の中間にも位置しています。それぞれの箇所を一斉にはずすと、その緊張は解き放たれて、全ての軸が床に伏します。
緊張の解けたテンセグリティーを持ち上げる

テンション材を解き放ち、床に伏したテンセグリティーの花

その伏した軸は4方向へと配列し、4弁の花とシンクロします。エーテル的には4方向へとエネルギーが解き放たれているといえます。
滑らせるパターンは、今回のこの構成では行なっていないのでわかりません。
4弁の花びら(ヤマボウシ)
その他、30本で構成するテンセグリティーについても若干テンション材の緩めるパターンが異なるものの、同様に1次元、と2次元的な収束と展開が可能なことが分かっております。
記憶は確かではないですが、R.B.フラーに関する文献に掲載されておりました。

次回、直感で言うところの4次元に入っていこうと思います。


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