2/07/2010

テンセグリティー その1

 テンセグリティーといえば、フラーや彫刻家のスネルソンが手をつけていたことで知られてます。
どちらの発明かというと、正確にはスネルソンが始めてフラーが触発され、発明・公認好きのフラーが特許登録しています。だからかなり法的に争っていたようです。
私は、スネルソンの方がテンセグリテーの専門家だと思う。実際作品がそれを語っている。しかも彼はそれをランドスケープに限って展開していました。
一方、フラーの方は具体的な構造物として実現してはいなかったようですが、実験や著作による思想性が後の人に影響を与えた様です。

そのテンセグリティー、一般には分かりにくい。しかも建築や構造以外に医学の分野でも取り上げられ人体と関係があるらしい
私のサイトにもテンセグリティーを探しに来る人がかなりいる。
しかし実際、触れる程度の内容です。
そこで、今後しばらくはテンセグリテーとは何かについて具体的に示そうと思っています。
なぜなら、それは構造の通常と異なる概念であり、今後触れることになる第三の構造を変容したものでもあるからです。それに、その内容は他にも異なる分野で役立つような気もするのです。

ジャコメッティという彫刻家がいて、人体を極限まで細くすることで人の本質を見い出そうとした作家がいます。第三の構造については、まだその全容まで示してませんが、同様に極限まで細くすることでその構造の本質というか別の面が見えてくるようにも思うのです。

次回、模型と絵図で説明できたらと思っています。



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