2/07/2011

Domed PergolaⅢ-組立construct

いよいよ組立の段階に来た。

今回の設置場所は豊橋駅南口にある小広場
この設置はアートイベントとなる。
この場でとよはしアートユニット(市民団体)主催のアート展がなわれるが、このパーゴラはその展示作品として参加した。
期間は2月5日~2月24日までの約3週間。

当日作業開始は1時半から。
今回もある程度の困難を予想している。一箇所でも躓けば作業は明日に持ち越されてしまう。
一人でいかに効率よく行うことができるか。ひとつの挑戦であり、実験でもある。
 先ず、長尺コンパスで敷地面にマーキング。支柱が置かれる位置にテープで印をつける。


支柱の一対を組立、あらかじめ用意しておいた「固定具」で直立を保つ。支柱との固定は自在クランプで簡易に締め付けておく。

 二組立ち上げたらその組をつなげる支持材を組んでも良い。今回「固定具」は念のため三つ組用意しておいたが、二組でいけそうである。もし2人作業の場合なら、一組は必要だろう。3人作業ならば、この「固定具」は必要ない。
支柱の対それぞれを互いにつなげていく為の支持材を組む。この作業は唯一難儀をしてしまった。支柱のてっぺんの支持材とかみ合ってロックするので組みにくい。
このてっぺんの支持材は後から組付けるべきだった。

次にドーム上部の菱形2辺にあたる支持材2本をつなげる。入の字の順序で組む。
当初心配していたこの組み付けは難なく行なうことができた。
材が軽量であり、ネジの強固な締め付けで材の一本立ちが可能だったからである。
そうでなければ材の接合部を仮結束で固定して、反対の端部を何らかの方法で持上げておかなければならない。
一応そのための策は用意しておいたが、今回はそれをまったく必要としなかった。

上部の組み付けは高所作業であり若干のひずみにより作業が困難を極めるかと思っていたが、面白いようにすんなり組みつけができ、気が付いたら写真に収めるのを忘れていた。
だから後は最後に出来上がった写真しかない。
高さは3.5mほどでちょうどよい高さになった。
終わったのは6時ごろで中間に30分ほど休憩を入れたので、前工程作業約4時間の作業であった。

暖かく、風もない一日であったが、日が落ちると急激に冷え込む。明日に持ち越さずに良かった。

今回の作業を通して、ドームパーゴラとしての商品化は充分可能であることが分かった。それは施工の他、キット化やマニュアルとしての商品化も含めてのことだ。
その根拠として、以下の点が挙げられる。

  • 前回の丸棒と違って、容易に材料を安価に入手することができる。
  • 加工もホームセンターで購入できる一般的なDIYの道具や工作機械でできる。
  • 前回の丸棒の骨組みと異なり、比較的容易に、かつ短時間で組立ができる。
あと、多少の難点としては、ノコギリの手作業で正確に仕口(接続口)の切込みを行なうくらいだ。
ここは、ジグソウなど使っても歯がぶれてしまうので上達するしかない。

今回、アート作品として野外に出すのには充分な大きさとなった。
早速サイトでも販売することにしよう。

今日あらゆる分野にアートが浸透していっている。その所以は、独立個人の人たちが増え、創造性が湧き上がっているからだろう。それと同時に既成概念が崩れてカテゴリーの崩壊が始まっている。
本来アートは生きていることそのもの。あらゆる分野とつながっている。以前は宗教・建築・土着の祭りや行事に組み込まれてアートとは言わなかった時代がある。だが、分離された時代を通してアートとは何ぞやに人類は目覚めた。さりとて、その歴史は高々2百年そこそこ。これからが新たなアートによる時代が始まろうとしている。精神世界で言うところのアクエリアス・統合の時代へといやおうなく進化していくことだろう。


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