建築に天文・幾何学・自然科学・芸術そして精神科学を織り込み、新たな文明に向けて第三の建築様式を探求します。 現在、プラトン立体から始まりテンセグリティーをへて、マルチレシプロカルグリット・多軸体へと展開していくなか、多次元幾何学構造の非ユークリッド化に迫っています。 物質文明が終わりを遂げようとしています。私たちは自然との調和ある精神文明を築かねばなりません。「覚醒した星の文明を創造すること」こそ、私たちの活動の最終目標です。
1/31/2011
1/26/2011
Domed PergolaⅢ-加工作業(冶具による)
ラベル:
Domed Pergola
1/25/2011
Domed PergolaⅢ-作図作業
その際、ここでは通常の設計図は利用価値が低くなる。そのため平面図のみ仕上げる、あとは部材加工図に進む。
要するに直行3座標示軸に沿って形態が成り立っているのでなく、六つの座標軸から成り立っている。そのため従来のやり方は通用しない。
平面図・設置施工図 |
部材(支持材)加工図 |
部材(支柱材)加工図・組立図 |
しかし個人的には何も描かないで模型を参考にして組み立てる予定だ。
ラベル:
Domed Pergola,
Plan,
幾何解析
1/24/2011
Domed PergolaⅢ-Jointの試作
五角錐側の接続箇所(Joint)を試作するため、以前作ったJointの試作を確認する。
再確認したところ、その接続面が微妙にずれている。ぴったりと合致しないのだ。気にはなっていたが加工のあいまいさのせいにしていた。
しかし、どうやら重大なミスをしていることに気付いた。
この微妙な曖昧さのままイケイケで行くと組立の終盤でまったく立ち往生してしまう。
以前描いた幾何解析図面を確認してみると、ある角度がまったく読み取れていないことに気付いた。
最初の段階で急いで読み取ろうとしたため、図面が乱雑になり直感に頼ってしまったのだろう。
最初から読み取りはていねいに段階を踏むべきだった。
直感は包括的対象に対してある程度いけそうな場合のみ用いるべきで、それ以降が確実な道ならば再度振り返りながら歩むべきだ。
作業しながら記録は常に執り、明日の自分が第三者となってもよいように努めておくべきだ。
それでも個々の作業の記録は、時間的に大雑把にしかとどめておけない。
Joint箇所の切込みを示す幾何解析図 |
五角錐側のGritを形作るJointの試作 |
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Domed Pergola,
幾何解析
1/22/2011
Domed PergolaⅢ-幾何解析作業
この間、幾何解析作業を行なっていた。
解析に模型はかかせない。数値とビジョンだけでは立体を読み取れない。
必要とする模型は、核となる多面体・その外郭を形成する充填型の多軸体である。
必要ならば部分模型もつくる。
充填型の多軸体とは、初めて使う呼び名だが、以前は角柱状多軸体といっていた。
この新たな呼び名の方がよりふさわしいのではないかと思っている。なお、この多軸体についての詳しい内容は以下のサイトページを参照していただきたい。
http://www.hiroshi-murata.com/home/geometry/geometrical-traceformation/polyaxes
すでにパーゴラの模型は以前制作済みなので、設計の方はかなり楽になるだろう。
解析に模型はかかせない。数値とビジョンだけでは立体を読み取れない。
必要とする模型は、核となる多面体・その外郭を形成する充填型の多軸体である。
必要ならば部分模型もつくる。
充填型の多軸体とは、初めて使う呼び名だが、以前は角柱状多軸体といっていた。
この新たな呼び名の方がよりふさわしいのではないかと思っている。なお、この多軸体についての詳しい内容は以下のサイトページを参照していただきたい。
http://www.hiroshi-murata.com/home/geometry/geometrical-traceformation/polyaxes
すでにパーゴラの模型は以前制作済みなので、設計の方はかなり楽になるだろう。
解析図面、多軸体模型、接続部分模型、パーゴラ模型、その中に核模型が隠れて見える。 |
ラベル:
Domed Pergola,
幾何解析,
幾何学的考察
1/13/2011
ドームパーゴラ(Domed Pergola)Ⅲの組立手順
組立のプロセスを再検討する。
第一段階は直立する支柱とそれに接続する軸材
通常2人いれば可能だが、それでも直立する軸材の組を保持するには支えとなる道具や材が必要となるだろう。
容易で安価なものを考えておかねばならない。できれば端材や骨組み材そのものを用いることができればよいが。
組立の第二段階は上部のドーム部分。
この箇所は何の支えもないので、一方が締め付けている間、相方のもう一方が材の端を保持しなければならない。長時間の支えはかなりきついので、ここでも何らかの支持材が必要となってくる。長尺の笠木材で何らかの対策を講じておかねばならない。
さりとて、組立に3人いれば支える道具などを用意することもないだろう。
ラベル:
Domed Pergola
1/12/2011
1/05/2011
ドームパーゴラⅢ(Domed Pergola)のジョイント
ラベル:
Domed Pergola,
多軸体(Polyaxes)
1/04/2011
多軸体(Polyaxes)によるドームパーゴラⅡ
昨年秋制作したドームパーゴラⅡはジオデシック多軸体(Polyaxes)であった。それには丸棒の軸を用いることでコネクタなしで骨組みを接続する方法を実現した。何よりも設計は困難であったがそれなりの成果を収めた。
当面の結果は愛知県民の森で展示を行なっている。詳細は以下のサイトを参照にしていただきたい。
http://kitemin.jp/?page_id=1989
http://u-treehouse.blogspot.com/2010/10/blog-post_29.html
その制作を通して分かったことをここで書き留めておこう。
このタイプはパーゴラでも使えるが、むしろ中空状の家に向いている。比較的グリットが詰んでいるためである。先ずは球形にしてツリーハウスの骨組みに応用してみるのも良いだろう。
二番目は、まだまだパーゴラとしてはコストがかかる点が上げられる。
そのため、むしろパーゴラ向きのプロトタイプの開発をさかのぼってみようと思い立った。
すでに8年前に制作したパーゴラⅠのリメイク版を行なってみようと思っているのである。
そのパーゴラは骨組みに特注のコネクタを用いたため、それだけ高価になってしまった。一度つくったきりでお蔵入りになっていた。
その骨組みは菱形30面体、別名ケプラーの30面体、ゾーン幾何学で言うところのゾーン30面体(以下Zohn30という)を核模型として成り立っている。
そのためこの手の基本形は設計が容易で設計変更や形態の変容も容易だ。加えてゾーンシステムの性質である垂直軸が使えるので他の構造物との兼ね合いも容易となる。
ただ、コネクタの問題だけを何とかしたかった。新たな素材で安価にコネクタを作るビジョンは浮かばない。
なるべく構成材料を少なくすべきだ。材に切り込みを入れて継ぎ手にすることを今年になってから探り始めた。
当面の結果は愛知県民の森で展示を行なっている。詳細は以下のサイトを参照にしていただきたい。
http://kitemin.jp/?page_id=1989
http://u-treehouse.blogspot.com/2010/10/blog-post_29.html
その制作を通して分かったことをここで書き留めておこう。
このタイプはパーゴラでも使えるが、むしろ中空状の家に向いている。比較的グリットが詰んでいるためである。先ずは球形にしてツリーハウスの骨組みに応用してみるのも良いだろう。
二番目は、まだまだパーゴラとしてはコストがかかる点が上げられる。
そのため、むしろパーゴラ向きのプロトタイプの開発をさかのぼってみようと思い立った。
すでに8年前に制作したパーゴラⅠのリメイク版を行なってみようと思っているのである。
ドームパーゴラの模型を使って組立を検討する、2003年 |
Cチャンネル鋼で作られたコネクタ、2003年 |
その骨組みは菱形30面体、別名ケプラーの30面体、ゾーン幾何学で言うところのゾーン30面体(以下Zohn30という)を核模型として成り立っている。
そのためこの手の基本形は設計が容易で設計変更や形態の変容も容易だ。加えてゾーンシステムの性質である垂直軸が使えるので他の構造物との兼ね合いも容易となる。
組立風景、北側より、2003年 |
完成風景、南側より、2003年 |
ただ、コネクタの問題だけを何とかしたかった。新たな素材で安価にコネクタを作るビジョンは浮かばない。
なるべく構成材料を少なくすべきだ。材に切り込みを入れて継ぎ手にすることを今年になってから探り始めた。
ラベル:
Domed Pergola,
多軸体(Polyaxes)
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